2026/02/15 22:00

「最近、ロゴものに袖を通すのが
少し億劫になっていました」
アメカジの定番である
カレッジスウェット。
若い頃は何も考えずに
着ていたはずなのに、
年齢を重ねるごとに
「どこか子供っぽく見えていないか」
「若作りをしていないか」と、
クローゼットの前で
迷うことが増えていたのです。
結局、手にするのは無難な無地ばかり。
それはそれで正解だけれど、
どこか物足りなさを感じていたのも事実です。
「大人が品よく、自信を持って
着られるプリントスウェットを作りたい」
今回お届けするのは、
そんな私の個人的な悩みから生まれた一着です。

ベースにあるのは、
無地モデルでも大切にしている、
カナダ製の12オンスという重厚な骨格。
高密度に編み上げ、
繊維に優しい軟水で仕上げた生地は、
厚手なのに驚くほどしなやかで、
大人の身体を包み込むような
柔らかさを持っています。
この「上質な土台」があるからこそ、
プリントが単なる装飾ではなく、
大人の余裕を感じさせる
「遊び」として成立します。

しかし、このモデルにはもうひとつ、
私がどうしても形にしたかった
「楽しみ」を加えました。
それは、あえてヴィンテージのように
ひび割れていく、クラックプリントです。

新品の時は、
まだ整った表情をしています。
けれど、何度も袖を通し、
洗濯を繰り返すうちに、
あなたの身体の動きに合わせて
プリントに細かな筋が入り、
少しずつ「いい顔」に変わっていきます。

剥がれていくことを
「劣化」と捉えるのではなく、
あなたと一緒に過ごした時間を、
目に見える「風合い」に変えていく。
そんな経年変化を、
最初から設計に組み込みました。

170cm 60kg でMサイズを着用しています。
重厚な12オンスの生地が肌に馴染み、
プリントに自分だけの
歴史が刻まれたとき。
その時こそが、
この一着が本当に完成する瞬間だと、
私は考えています。
流行がどれだけ移り変わっても、数年が経ち、
ふとした時に
「やっぱりこれが一番かっこいい」
と感じていただけるように。
袖を通すたびに、
自分の選択が正しかったと安心できる。
そんな、数年後が待ち遠しくなるような、
誠実な一着をお届けします。
是非、ご検討よろしくお願いし〼。
